2024.12.27
今はすっかり白くなった山々ですが、1か月前はまだ秋の景色でした。
11月に行われた植樹のご報告です。
浄法寺地域では毎年春と秋にウルシの植樹が行われます。
いままでも滴生舎メンバーは植樹作業には参加してきましたが、そういった「浄法寺漆」の背景となる部分に興味を持って下さるお客様も少なくないことから、一昨年から「つなぐ・うるし苗バッジ」を販売しております。
買っていただいたバッジ一点につき苗木1本購入の資金となり、購入した苗木は二戸市へ贈呈しています。
今年は地元の子供たちと共に作業を行いました。
去年の春の第一回目につづき、二回目の植樹。
こうして根っこの部分に携わることができるのは、材料の産地でモノづくりする者の醍醐味であり、伝える使命も感じます。
バッジ購入してくださった皆様に心より感謝申し上げます。
託していただいた一つ一つの想いが時間を越えて、誰かが掻く、そして塗る一滴となり、
どこかの食卓や、歴史的な建造物など、大切な物の一部となるはずです。
植えたのは、まだまだ幼い苗木。
今後この苗が成木名なっていくまでには何度も冬と夏をのりこえなければならず、
そこにはまた人の手を必要としています。
そういったことも、また改めてお伝えしていきたいと思っておりますので、引き続きお付き合いね。
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