2021.04.29
無事、滴生舎祭をスタートすることができました。
昨夜は音がするほどの雨が降りましたが、
おかげさまでギリギリの曇り空。
早すぎる開花だった桜も、なんとか持ちこたえて、皆様のご来店をお待ちしております。
そして、本日のゲスト作り手は岩舘巧さん。
黙々とお椀を塗る様子を見ていると、吸い込まれるような感覚すら湧いてきます。お店の一角でありながら、そこはさながら岩舘工房のような空気感に。
また、店内は企画展示の「暮らしのイイモノ」展で、いつもの滴生舎とは違う賑わいを見せています。
今回はオンラインショップでも一部ご紹介しておりますので、ぜひ覗いてみてくださいね。
↓リンク
●参加してくださった工房・作り手の方々
・アトリエPOPPO
栃木県にて、主に金属を素材として、静かで穏やかな空間を演出することをテーマに制作活動している、本田ゆうすけさんとすずきひろみさんによるユニットです。モビールやアクセサリーなど、どれも素材の色味を生かした作風は、可愛くなりすぎない魅力があります。
・entomo
山形市を拠点に活動する金工作家です。真鍮を中心に扱い、アクセサリーに始まり表札なども手がけており、それぞれにentomoの丁寧な手仕事が伺えます。シンプルでありながら、素材の面白みを引き出すことに手を抜きません。今回も真鍮の様々な表情を見せてくれるラインナップが届きました。
・小田中染工房
紫波町(岩手)に工房を構える小田中さんは、昭和初期から続く染物屋さんの3代目です。20代の頃、人間国宝で染色工芸家の芹沢銈介氏に師事。手がけられてきたお仕事は、パッケージやポスターなどにも渡り、普段染物にアンテナが無くても、それらを目にすれば「見たことある!」と思う方が多いのでは。
陶房遊
砥部焼の窯元・陶房遊さんは愛媛県という遠方でありながら、これまでも毎年のように東京の展示会で滴生舎チームと交流があり、浄法寺の漆器との相性も良いこともあって、おつきあいいただいております。おかげさまで、我々の自宅にも徐々に砥部焼コーナーが定着してきております。
ヨシタ手工業デザイン室
東京に拠点を置き、プロダクトを生み出すヨシタ手工業デザイン室について、私が言葉にするよりも、是非ホームページからコンセプトを見ていただきたいと思いました ↓リンク
この真摯な姿勢と使命感から生まれる商品だから、私たちは豊かさを享受できるのですね。
毎年参加してくださっている方々ですが、私たちも商品を受け取るたびに発見があります。
モノから伝わる発見や喜びを皆様と分かち合える、そんな企画展でありますように。
※
新型コロナウィルス感染拡大防止に努めて、皆様のご来店をお待ちしております。
上記内容は、状況に応じて変更となる場合がございますことをご理解下さい。
ご来場時は体調に留意し、消毒・手洗いやマスクの着用など感染防止対策へのご理解とご協力をお願いいたします。
塗部屋のm 記
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不安定な天気にもかかわらず、連日たくさんのお客様にご来店いただいております。 この時期に来ていただけるのか、不安を募らせながらのスタートだったので、驚きと感謝でいっぱいです。 ご来店が叶わ...続きを読む