滴生舎だより

Tekiseisha, the craftmen Blog

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2024.06.19

あじさいの季節

毎日暑いとはいえ、木陰に入れば気持ちのよい風が抜けていきます。

 

天台寺のお参りを終えて来店されるお客様も、少し汗ばみながらも清々しい面持ちです。

 

これからの時期、天台寺はアジサイが見頃を迎えます。

アジサイといえば6月のカレンダーのド定番というイメージですが、こちらでは7月がメインです。

 

以前、住職をお務めされていた瀬戸内寂聴さんが植えたのがきっかけで、今ではすっかりこの時期のおすすめスポットの一つ。

 

近年改めて手入れに力を入れています。

地元の子供達が苗木作りに精を出す様子は微笑ましく、そして頼もしく、大人もウカウカしていられないなという気分にさせられます。

 

今年は苗づくりワークショップの参加者を募っているそうです。

自分の手を通して芽吹いたアジサイが、天台寺の一輪になると思えば感慨深いものです。

参加者大募集中だそうなので、ご都合つく方はぜひ!

 

◎天台寺あじさい苗づくりワークショップ

①6月29日(土)時間:8:00~9:00

会場:天台寺

※ 事前予約が必要です(日本遺産プロジェクト推進室 TEL:0195-38-4472)

②7月 6 日(土) 時間:11:00-17:00

会場:浄法寺七タまつり会場

 

また、7月13日(土)は『天台寺あじさいまつり』と題して催し物も予定されています。

↓↓

 

 

「天台寺あじさいの撮り方」WSの講師・奥山淳志さんは、滴生舎でもたくさんお世話になっている、撮って綴れるスーパーマンで、ホント足を向けて寝られない存在です。

スーパーマンですが、とても優しく気さくな方なので、普段スマホ撮影の思い出写真をレベルアップさせたい方にもオススメです。

★奥山淳志

https://atsushi-okuyama.com/

 

「苔玉づくり」WSも持ち帰ることのできる良い思い出になるはず。

 

天台寺は、かつて僧侶がこの地に漆塗りを伝え、また、製品となった漆器が市日に売り出された場所でもあります。

そんな浄法寺漆に所縁ある場所で仕事をさせていただいている滴生舎ですので

天台寺が人で賑わうことは、なんだか共に力がみなぎるような気持ちになります。

 

そしてそして、滴生舎・天台寺までお越しの際に是非足を延ばしていただきたいのが「安比川流域エリア」です。

かつては木地づくりから漆器販売までが、安比川の上流から下流の生業でした。

今、そのままの仕事風景を見ることはできませんが、暮らす私たちにはとても親しみのあるエリアです。

一部のお店と連携して、輪島の漆関係者への募金につながるバッジ販売も継続しています。

(お店ごとにキャラクターが違います。必見!)

地域も文化も時代も、つながっていけますように・・・

つながるあれこれ

皆さまのお越しをお待ちしております!

 

記 塗り部屋のM

 

記 塗り部屋のM

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