2023.12.01
木と漆の魅力を存分に楽しめるアイテムの一つが「お匙」です。
軽やかで、あたたかく、やさしいこの質感は、他の素材に代え難く、
だからこそ土台である木地は吟味して吟味して削り出し、そして塗り重ね…
小物とはいえ、お椀にに引けを取らない手間をかけて仕上げます。
「納得しながら丁寧に作りたい」
その気持ちと現実がうまくバランスを取れずに、滴生舎のお匙はしばらくお店に出せませんでした。
目処がたったかと思えば、思うようにいかず予定変更となり、
お客様への予告が嘘となってしまったこともあります。
期待してくださったお客様、本当に申し訳ありませんでした。
最後に販売してから約2年の時を経て、ようやく数点の確保ができました。
まだ少し課題があり、予約を取ってお約束することが難しいため、まずは抽選販売でご案内いたします。
待っていただいた上で、心苦しくはありますが、丹精込めて仕上げたお匙が愛用いただけることを願って企画しました。
店舗枠とオンライン枠がございますので、ご都合の良い方法でご応募ください。
オンラインショップでも同様のご案内をしております。
↓
https://tekiseisha.shop/?pid=178138223
●店舗応募期間
2023年12月1 日(金)~2024年1月11日(木)
ご来店いただいて、お手続きいただきます。
期間中、見本を展示いたしますので、見て触れてご検討ください。
●オンライン応募期間
2024年1月5日(金)12:00~2024年1月11日(木) 17:00
期間中応募専用のフォームを開設します。期間内にオンラインショップからご確認ください。
●抽選日
2024年1月12日(金)
当選した方には当日中にメールにてお知らせいたします。
●応募権
お一人につき1回で、商品は1点です。
※木地の形、塗りの色艶については個体差がございます。手仕事であるために生じるものであり、ご理解くださいますようお願いいたします。
購入を希望してくださるお客様がいる限り、100パーセントお受けしたい気持ちでいっぱいなのですが、
現状はまず、この方法で少しずつでも手にとって使っていただきたいと思い、「抽選販売」としました。
浄法寺の漆器は極端な希少価値や流行り廃りの世界のものではではないと、私たちは考えております。
それ故、必要としてくださるお客様に届かないことは不本意ではありますが、
どうか今しばらく、お付き合いいただければ、そしてあたたく見守っていただければ幸いです。
滴生舎一同
《前の記事》2023/10/11
暑い暑いと言っていたのが嘘のように 慌てて衣替えをして暖房のスイッチをオンにしている今日このごろ、皆様体調崩されていませんか? 漆掻き職人たちは仕事納めを目前に、天気とにらめっこの毎日です...続きを読む
《次の記事》2023/12/27
気温がしっかり下がり、凍ったような空気の朝は不便なことが色々ありますが(実際に色々凍るので…) 一呼吸おいて見渡す景色は本当に美しいものです。 木々の枝は雪をまとい、里山は白黒の世界に。 ...続きを読む