滴生舎だより

Tekiseisha, the craftmen Blog

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2017.04.19

「こぶくら」のお話

 

桜のつぼみも少しずつ膨らみ、浄法寺にもやっと春がやってきました!

ゴールデンウィークには丁度お花見ができそうな予感がします。

 

そしてお花見といえば・・・・・

 

やっぱりお酒でしょうか。

 

昔から浄法寺地域では「どぶろく」というお酒が親しまれてきました。

米麹や酒粕に残る酵母などを加えて発酵させて造るお酒の事です。

 

その「どぶろく」を飲む時には「こぶくら」という器が使われていましたが、

長い間「こぶくら」の存在は忘れ去られていました。

 

そこで12年前、この地域の器をもう一度復活させたい、と滴生舎で「こぶくら」の復刻に取り掛かりました。

 

最初は、かつて使われていた大きさで試作を試みましたが、手に持ってみると、どこか大きく感じる・・・。

 

そこで、ちょっと小さめの80%に縮小することにしました。

今の食卓でも親しんでいただきたいとの思いから、腹八分目のサイズです。

 

こうして、かわいらしい形を残しつつ、

ひとまわり小さな「こぶくら」を誕生させました!

 

お酒を飲むだけではなく、こども椀としてやおつまみ、副菜など入れても良いようです。

 

 

 

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