滴生舎だより

Tekiseisha, the craftmen Blog

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2018.12.03

「わかりやすい漆」を終えて。

12月2日、渋谷ヒカリエのd47で「わかりやすい漆」と題しての漆の勉強会が行われました。

漆掻き職人 鈴木健司氏(ケンちゃん)による実演や仕事の話、漆についてのちょっぴり深い話、箸の仕上げ塗りの体験などなど、かなり盛りだくさんの内容。

集まってくださった方々は普段から漆器を使っている方や、購入する前に詳しく知りたいと参加してくれた方、様々でしたがみなさんの漆アンテナすごい!!

 

 

まずはざっくりと漆の話。これから徐々に深くなっていきます。

 

 

 

漆掻きの実演と体験。

浄法寺から漆の木を持っていき、みなさんにも掻いてもらいました。

「体重移動で刃物をそのまま横に動かせば。」とケンちゃん。

シュッっと簡単そうに傷をつけます。

しかし、なかなかうまくいくはずもありません…。

漆掻きを始めて約15年のケンちゃん、たくさんの苦労を乗り越え今があります。

 

そんなケンちゃんは一日中漆掻きの格好。ワークショップ会場の外では冷たい視線で見られたそうです(笑)

そりゃそうですよね、浄法寺では普通でも東京では怪しさ半端ない(笑)

 

 

 

 

漆掻きの大変さが少しわかったところで、箸の仕上げ塗りの体験。

今回は箸を研ぐところからやってもらいました。

研ぐ力加減が難しい。弱いと時間がかかるし、強いと研ぎ破って木が出てしまう。

気を遣うところばかりです。

自分で研いだ箸に溜色の漆を塗りましたが、溜色好きの方が多く

「溜で塗れるなんて!!!」と感激してくれました。溜色の経年変化ステキですもんね。

 

 

別の回では、普段疑問に思っていたことなど聞きながら岩手定食を食べました。

d design travel IWATE 発行に伴い期間限定の定食です。12月3日で終了。

何回か食べている方がいて、なんだかうれしくなりました。

次は岩手まで食べに来てくださいね!

 

最後の回は、「産地を知ろう」という勉強会。

地元のリンゴジュースやけんちん汁を漆器で食べてもらったり、

漆の現状や二戸市として取り組みをお伝えしました。

 

1日でワークショップ4回というハードスケジュールでしたが、3回参加という方もいてビックリ!!

楽しかった、わかりやすかったと言っていただけて安心しております。

私たちもやり切った感でいっぱいです(笑)

個人的には「ブログを見て、来ました」という声が聞けて感無量。

 

dのスタッフのみなさんに、改めてスタッフ向けの勉強会もやって欲しいと言われました。

知ろうとしてくれる気持ちが嬉しく、安心して器を託すことができます。

この信頼関係大事ですよね。私たちも頑張って作りますね!!

 

今回参加してくださった方々、dのスタッフのみなさん、1日中進行役をしてくださったd47 designtravel store店長の澤田さん、本当にありがとうございました。

 

塗り部屋 P

 

 

 

 

 

 

 

 

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