滴生舎だより

Tekiseisha, the craftmen Blog

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2021.11.13

寂聴さんの思い出

滴生舎に来たことのあるお客様は、

合わせて天台寺に参拝された方も少なくないと思います。

 

その天台寺にお勤めされた瀬戸内寂聴さんは、地元の人たちからはとても身近な存在でした。

「頭を撫でてもらった」

「写真を一緒に撮った」

「我が家には色紙があるよ」

そんな話が町民の間では当たり前。

小柄で、いつもにこにこしていて、

その親近感から、こんなに有名な方だと

町の子供達は知らなかったかもしれませんね。

 

天台寺のお勤めを終えられた後も

定期的に青空法話をひらき

その度に参拝者でお寺は溢れ

滴生舎も沢山のお客様で賑わいました。

 

私たちが出張先で

「寂聴さんの天台寺がある町なのね」

「寂聴さん法話聞きに行ったことあるわよ」

などと、声をかけていただくことも多く、

その度に寂聴さんの人を惹きつけてきたパワーを感じるのでした。

 

そんな寂聴さんの訃報。

なんだか、いつもまでもいらっしゃるように思えてしまう方たっだので

信じられないような感覚もありますが、

心より、ご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

「寂聴さんと漆で有名な浄法寺よね」

そう、声をかけていただけるように

私たちは、引き続き

心を込めて漆の魅力をお伝えしていきたいと思います。

 

滴生舎一同

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