うるしを守り、うるしと出会う、滴生舎

浄法寺漆芸の殿堂 滴生舎

滴生舎のある二戸市浄法寺町は、古来より続く浄法寺漆の産地です。暮らしのなかで愛され続ける漆器を通して、浄法寺の、そして日本のうるし文化を守ることが、わたしたちの使命です。

うるしの一滴を生かす、滴生舎

漆の自給率がわずか3%という日本で、そのうち約70%が岩手県産。その全量が、二戸地域で採集される浄法寺漆です。滴生舎はそんな地域だからこそうるしを次世代へつなごうと、つくられました。併設する工房で作られた漆器や、浄法寺漆にこだわる作り手の漆器を展示販売し、浄法寺漆の魅力を発信しております。

「生命の滴」「人と共生する滴」それが滴生舎の名前の由来です。漆掻き職人が丁寧に集めた漆の一滴一滴から、暮らしによりそう器をつくりだすことで「浄法寺漆の世界」を伝えてゆきたい。そんな思いで日々奮闘しています。

触れて出会う、「わたしの漆器」

毎日使うものだからこそ、手に取って選ぶことをおすすめしています。一見シンプルな器でも、つくり手それぞれのこだわりが形に表れています。ちょっとした厚みや大きさで変わる質感、また漆独特の感触を比べて、自分の手に合った器探しを楽しんでください。

滴生舎の浄法寺塗ができるまで

木固め

木地に生漆をたっぷり浸み込ませる。伸縮を防ぎ、防水性の高い丈夫な漆器を作るために大事な作業です。

下塗り

精製した漆にベンガラを混ぜた下塗り用の漆を塗ります。

研磨

表面をなめらかにし漆の密着を良くするために、強度を高めるために、塗った後に耐水ペーパーや砥石等を使って研磨します。

中塗り

塗り重ねと研磨の作業を6回程繰り返し、浄法寺漆だけで層をつくります。

上塗り

浄法寺漆を自家精製し、ゴミやほこりをつけないように専用の上塗部屋で最後の塗りを行います。

浄法寺塗を買う

滴生舎に並ぶ漆器は、あえて最後は磨かずに仕上げます。最初は漆そのもののしっとりとした質感ですが、日々使うことで、器に味わい深い艶があらわれ「わたしの漆器」へ成長していきます。

椀
皿
カップ・酒器
箸

浄法寺漆のうつわの魅力

1. シンプルで飽きのこない佇まい

2. 浄法寺漆を使用(全工程使用もあり)

3. 手触りがよく、口当たりがやさしい

お手入れの仕方

一番いいお手入れは日々使うことです。木の器は乾燥した環境が苦手です。
使うことで漆と木に適度な湿気も与えられ良い状態が保たれます。

洗う

1 洗う

ほかの食器と分けて洗うと、傷がつきづらく長持ちします。汚れ落ちはよいので、基本は、ぬるま湯と手で十分です。ごはんなどこびりついたものは、水にしばらくつけてから、油ものなどは、やわらかいスポンジに洗剤をつけて洗います。洗剤は薄めたほうが、漆の塗面に負担がかかりません。

2 すすぐ

水かぬるま湯で洗い流します。

3 乾かす(拭く)

自然乾燥でも使用上、支障はありませんが、水垢対策としては布巾で拭くのが理想的です。

長くお使いいただくために

  • ・食洗機、電子レンジ、オーブンでのご使用はできません。
  • ・長時間水に浸けておくことは避けてください。
    割れ等がある場合、水がしみ込み故障が進みます。
  • ・紫外線に弱い為、直射日光が当たらない場所で保管して下さい

浄法寺漆芸の殿堂 滴生舎

住  所:二戸市浄法寺町御山中前田23-6

電  話:0195-38-2511 ファックス:0195-38-2610

営業時間:8時30分~17時

休業日 :火曜日