滴生舎だより

Tekiseisha, the craftmen Blog

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2023.02.22

働かざるもの食うべかからず-冬編-

2月というと、冬真っ盛り。

何か予定するにはリスクすら感じる季節です。

公共交通も自家用車も身動きできない時もあるし、

危ないし、寒いし、遠出なんかは避けたいくらい…

そんな2月に企画してしまったツアー「浄法寺うるしの仕事と土地の食を味わう〜冬編〜」。

 

私たちの心配をよそに、情熱と根性を持ち合わせた方々が来てくださいました。

 

一日目はたっぷり塗部屋の作業、そして2日目はウルシの苗づくりのための下準備とその副産物でウルシのロウソク作りを体験していただきました。

このツアーで大事にしていることの一つが、モノが出来上がるまで苦労や思いといったストーリーを体験してもらうということ。

ですから、お客様とはいえ容赦無く、モリモリ労働していただきました。

 

作業の合間合間に心と身体を癒す美味しい食事、

(今回も、三浦静子さん、ロレオール伊藤シェフ、ポデタン三浦シェフ、コーヒーの金山昌夫さんに感謝!)

そして、漆の種処理の作業場を提供してもらった馬場園芸ではプチ収穫体験、

というふうに、たっぷり五感を刺激しながら過ごしていただきました。

毎度のことながら、私たちもとっても楽しむことができました。

最後の集合写真で伝わりますよね。

 

次回春編は4月22日(土)-23日(日)。

3月上旬にみちのりトラベル東北のページから参加申し込みできます。

春編も塗って塗って塗りまくっていただく予定です。

募集開始の予定がたったらお知らせしますので、引き続きご注目ください。

 

 

さてさて、次の土日は盛岡の赤レンガ館にて物販イベントです。

小さなブースではありますが、手にとって商品見ていただけます。

他にも数店舗、県内の漆の作り手が出店しますので、この機会に見比べてお楽しみくださいね。

 

「いわての漆 作家展」

日時:2023年2月25日(土)~26日(日)10:00~16:00(最終日~15:00)

場所:岩手銀行赤レンガ館 多目的ホール大

 

寒さが緩んだり、かと思えばまた冷え込んだり。

なかなか翻弄されますが、身体を冷やさないように、皆様引き続きご自愛ください。

 

記 塗り部屋のM

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